先輩移住者を紹介する移住者インタビュー。
今回は北海道から石垣島に移住し、竹富町の地域おこし協力隊として活動する久保田さんをお招きし移住したきっかけや島での生活についてお聞きしていきます。
目次
Toggle石垣島へ移住した理由は?
もともとアウトドアが好きで、海が好きで、海に近い場所に住みたい。と思い沖縄旅行の中で一番楽しかった石垣島を選んで移住することを決意しました。もともと出身は北海道ですが、大阪など出身地域以外で生活していた経験もありますし、どこに住むにも不安はなく、それよりも、好きな場所で、趣味を楽しめる地域で暮らしたいという想いが強かったです。
今住んでいる石垣はどんなところですか?
石垣は沖縄の中でも南部に位置しており、台湾が近く、市街地と言われる場所にはスーパーや役所、大きな病院もあります。またこの市街地には石垣島の人口約5万人のうち8割以上が住んでいるといわれています。
ただ、私は市街地から離れた場所に住んでいるのですが、それでも市街地まで車で10分ほど、スーパーであれば6分ほどの距離にありますので生活に不便を感じることは少ないです。
市街地から離れている分、家の窓から眺める風景はすごく好きな風景です。周りはサトウキビ畑が広がっていて、近所の人が飼うニワトリが道路をうろうろし、朝には鳴き声も聞こえていて、すごく幸せな気分になれます。
ただ1階に住んでいるためか虫も多く、契約する際に虫が出ることに対して予め注意を受けたほどでした。
石垣島の生活はどうですか?
物価は本州に住んでいた時より高いと感じます。ガソリンは1リットル182円(2022年1月)ですし、もやしは100円以上するため高級食材になり利用する頻度が少なくなりました。やはり物流コストの関係で少し高いと思う商品もあります。ただ島で取れた島野菜が無人販売で売られており、安価で季節の島野菜が楽しめるのは魅力的です。注意しないといけないのは台風のシーズンです。台風が来るとみんながスーパーに買い出しに来るため、スーパーの商品がなくなることもあります。
また今住んでいる家では光回線が引けずWi-Fiでの通信のみとなるのですが、ネット環境があまりよくなく、天気が悪い日は使えなくなることもありますので家探しをする際には是非電波状況というのも注意する必要があると思います。
後、交通機関としてバスが走っているのですが本数や停車するバス停に限りがあるため車を利用する機会が増えますし、車を利用しない場合は市街地に住むことをお勧めします。
これから移住を考える人へのメッセージをお願いします。
移住後に感じたことですが、やはり沖縄県は最低賃金も低く、共働きをしている人やダブルワークをしている人も多くいます。
そのためやはり仕事は「選びたい」より島で「暮らしたい」という気持ちを優先して考えることをおススメします。
私は石垣島に来るまでは看護師としてずっと働いていましたが、今は石垣島の隣にある竹富島の地域おこし協力隊として定住へ向けた移住支援等を行っています。
今までの生活はやはり残業もあり仕事に追われることも多かったのですが、周りの人達も含め今では残業時間も限られておりオンオフ充実した生活を過ごすことができています。
石垣島は移住者の人たちも多く、私が入っている海のサークルでも多くの移住者の人たちがいて、慣れない生活に不安を感じることもないですし、何より大好きな海の近くに住めて、自分の時間が増え、楽しい日々を過ごすことができています。不便だなと思うことはありますが、石垣島に移住できたことがよかったことだと感じています。
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